精油のトップノート、ミドルノート、ベースノートとは

精油のトップノート、ミドルノート、ベースノートとは

トップノート、ミドルノート、ベースノートは、香りの世界に足を踏み入れるとよく聞く言葉です。複数の香りをブレンドし新たな香りをを作るときの目安になります。主に調香師が香水やアロマオイルを調合する際に、香りの組み合わせや進化を理解するのに役立ちます。異なるノートを組み合わせることで、複雑で魅力的な香りを生み出すことができるのです。ブレンドはよくセンスと言われますが、そのセンスの土台として、このような基礎知識があり論理的に組み立てていく面があります。

トップノート、ミドルノート、ベースノートの分類基準

・香りを感知するまでの速度

・香りの持続時間

 

トップノート (Top Note)

これは香りの最初の印象を与える成分です。トップノートは非常に速く感知され、最初の数分間から数時間まで持続します。新鮮で軽快な香りが一般的で、通常は柑橘系(レモン、オレンジ)、ミント、ベリー類、またはスパイス系が含まれます。

ミドルノート (Middle Note)

ミドルノートはトップノートの後に現れ、香りの中間部分を形成します。ミドルノートはトップノートよりも遅く感知され、数時間から数日間続きます。花やハーブの香り、例えばラベンダー、ジャスミン、、や木の香り、例えばフランキンセンスなどが含まれることが一般的です。

ベースノート (Base Note)

ベースノートは香りの最も深い部分であり、時間の経過とともに徐々に顕著になります。ベースノートは通常、ウッディ系(サンダルウッド、ヒノキ)またはアンブレッドシード(擬似ムスク)など、濃厚で温かみのある香りを持つ成分が含まれます。ベースノートは数日から数週間続くことがあります。

 

アロマスプレー特集