ビジネスシーンで注目される「香り独自の2つの効果」

ビジネスシーンで注目される「香り独自の2つの効果」

お客様の印象に働きかけるためにアロマテラピーを活用する場合は、持ってもらいたい印象を明確にし、適した効能のある精油をブレンドします。

まずは純粋に香りを楽しむ 

良い香りのする心地よい空間は人々を癒します。 お客様だけでなく働くスタッフにも良い影響を与えるでしょう。

そんな香りですが、あまり知られていない香り独自の2つの効果に着目して ビジネスシーンで活用され始めています 

 

香りの効果① プルースト効果 

プルースト効果

ふとした瞬間の香りで、昔の出来事を思い出した経験はありませんか?

街角で香水の匂いがすると、特定の友人を思い出す。 香りで思い出す「お気に入りのお店」がある。 

花の匂いで、嬉しかった記憶が・・

風の匂いで、楽しかった記憶が・・

雨の匂いで、悲しかった記憶が・・

料理の匂いで・・

洋服の匂いで・・

アロマの香りで・・・・ 

香りによって過去の記憶や感情が蘇ることをプルースト効果と言います。 

 香りは脳へダイレクトに伝わる

プルースト効果の仕組み 〜香りは脳へダイレクトに伝わる〜

大脳辺縁系の中には、記憶をつかさどる海馬があります。

五感のうち視覚、聴覚、触覚、味覚の4つは大脳新皮質(思考)を経由してから海馬(記憶)に送られます。

しかし、嗅覚は大脳新皮質(思考)を経由せずに大脳辺縁系(感情、本能)に直接送られます。 つまり、嗅覚だけは他の五感とは違い、思考を介さずに感情や本能とともに記憶に深く刻まれます

よって、ふとした瞬間の香りをきっかけに、昔の思い出が蘇る現象が起きるのです。 

 

 香りの効果② サイレントランゲージ 

購買欲と認知率の調査

キリンシティ八重洲地下街店にて入口にディフューザーを 設置して入店動機についてアンケートを行いました。

香りによって「店舗認知」「購買欲」を上げる 効果が明らかになっています。

アロマ認知度2

芳香なし 芳香あり 差異
売上効果 1 1.21 +0.21
店舗認知度 1 5.28 +4.28

 香りは音としてとらえることはできませんが 香りは語ります。

快く感じさせたり、不快に感じさせたり。 香りは目に見えませんが、 物質として存在し「沈黙の言葉」となって 空間を漂い人々に影響を与えています。 

 

顧客の獲得と競合との差別化の調査 

ベルギーのアパレルショップで194人の買物客に2週間 の調査を行いました。

香りによって「店舗評価」「商品評価」「再訪意欲」を 上げる効果があり、店舗のブランドイメージが定着 しやすいことが明らかになっています。 

アロマ認知度3

芳香なし 芳香あり 差異
店舗評価 6.01 6.17 +0.16
商品評価 6.12 6.29 +0.17
再訪したい気持ち 6.50 6.70 +0.20

 香りが接客してくれるわけでも、 何かが便利になるわけでもない。 でも、そこに「香りの力」があると そっと「一押し」してくれる。 

ビジネスにおける香りの魅力を一言で表現するにはこれに尽きます。

 

香りがビジネスシーンで活用される理由

プルースト効果の着目点

① 良い香りのある場所は良いイメージで記憶に残る

② 香りは特定の場所を思い出させる

③ 香りで定着したイメージは変化しにくい 

 

サイレントランゲージの着目点

① 香りは人の感情に影響を与える

② 最適な香りは言葉よりも説得力がある

③ さりげなくメッセージを伝えられる 

 

お客様に良い印象を持ってもらうこと

どんなビジネスでも印象はとても重要です。インテリアや音楽、接客マナーなどの日々の積み重ねがあってのことで、一朝一夕では成し得ません。

香りには、現在取り組まれている「おもてなし」の土台を強化する力があります。より良い印象で、より深く、お客様の記憶に残るショップ経営のお役に立てるはずです。 

 

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